〓ナカヤマコラム〓

 
今井町
No.423 [ 2011/08/09 (tue) 21:49:00 ]
 
ゼビオ披露宴裏話第四話
 
まずは新郎側ゼビオの会社の偉いさんによるスピーチ。ゼビオを立てたスピーチだった。
 
印象に残っているのは新婦側上司のスピーチ。披露宴会場の運営会社の女性社長だ。
 
新婦は披露宴会場でウェディングプランナーとして働いているので、いわば身内。あれやこれやとエピソードが飛び出し、「話が長いと社員からもよく言われますが…」という前置きに違わぬボリュームのあるスピーチだった。
 
乾杯の挨拶。ゼビオの上司はかなり緊張していたようで、「ご多幸」の単語が出ずにフリーズ。近くにいた人に助けてもらってなんとか大役を終えていた。
 
歓談の時間、になるかと思いきや、突如新郎友人代表のスピーチの時間になった。
 
この大役を担うのは我が野球部のキャプテン。披露宴の受付も任されるなどゼビオからの信頼も厚い。
 
しかしスピーチはもっと後と聞いていたようで戸惑いを隠せないままスピーチが始まった。
 
内容は野球部時代の思い出の中でも、爽やかな思い出ばかり。野球部のあんちゅーにポリバケツにためた水をかけた話とか、脱衣バレーボールはカットされた。
 
驚いたのはカンペも見ず、緊張した様子も見られないキャプテンの堂々としたスピーチ。
 
今回の披露宴で一番上手なスピーチだった。
 
その後、紙芝居職人による二人の馴れ初め披露があったが、のちに披露された大学サークル友人の出し物と内容が被ってしまい、友人達がちょっと可哀相だった。
 
お色直しの時間になり、会場の外に出て一服していると、二次会から参加の元ダイハツと俊がやってきた。
 
元ダイハツも俊も既婚者で、二人共普段つけていない結婚指輪をつけてきていた。
 
それが気にくわなかったのかわからないが、キャプテンが俊の指輪を抜き取り、突然自分の口の中に入れた。
 
「おい!」と声をあげる俊。面白くなりそうなので、「口移しで返してもらえ」と言うと期待通りにやろうとする俊とキャプテン。
 
他人の目を気にすることなく口移し、いや完全にキス状態。
 
当然男同士である。仲が良いのはいいことだが、度を超えた変態行為である。
 
それを見て爆笑したり、写メを撮ったりで決して止めようとしない我々も同じ穴のムジナだが…
 
つづく
 
 

 
事務にいいからジムニー
No.422 [ 2011/08/07 (sun) 23:19:32 ]
 
ゼビオ披露宴裏話第三話
 
なんだかんだでナポくんとも合流し、受付を済ませて披露宴の開始を待つ。
 
しかしその前に、新郎新婦による誓いの儀式があった。
 
お互いに夫婦となるにあたって誓いを立てて、我々出席者がその証人となる儀式。
 
緊張で噛みまくるゼビオを見て、こちらが恥ずかしくなった。
 
儀式も終了し、会場外にあるテラスで記念撮影。野球部伝統の「集合写真でそっぽ向く作戦」も炸裂した。
 
会場へ入る。席次表にある新郎新婦プロフィールで、特に新郎ゼビオのプロフィールで少しイラっとした項目があった。
 
血液型:奇跡のB型
 
…きっといろいろ考えた末に出たのだろう。でも、面白くない。
 
そんな新郎に対して、新婦がやめてほしいと思っていること
 
「お笑い番組の解説」
 
…当然である。(ちびまる子ちゃんのナレーション風)
 
イライラしても仕方ないので気分を切り替えると、新郎新婦入場の時がやってきた。
 
新郎新婦入場前に、映像が流れた。作ったのはHMC。前回、俊の時は「ゴッドファーザー」の映像を使った作品でややウケ(ほぼスベり)に終わっていただけに、野球部の円卓だけ緊張感に包まれた。
 
今回題材にしたのは「バックトゥザフューチャー」。ゼビオが好きだからということで選んだらしい。
 
主役のマーティーではなく、エメット博士の台詞の場面を抜粋していた。
 
内容的には「これから入場する二人をいかに祝福してやればいいか」をエメット博士が自問自答をするもので、前回の「ゴッドファーザー」の時と似た内容だった。
 
しかし、今回はウケた。俺も面白いと思った。
 
映像終了後、自然と拍手が起こった。照れ笑いを浮かべるHMCが印象的だった。
 
暗かった会場のカーテンが開き、新郎新婦入場。
 
集合写真を撮ったテラスの奥から新郎新婦がポルシェのオープンカーに乗って登場。ナンバープレートは「1122」→「いい夫婦」ってか!!
 
出席者の拍手喝采の中、笑みを浮かべる二人の姿は本当に幸せそうだった。
 
こうして、披露宴は始まっていった。
 
つづく
 
 

 
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